人気ブログランキング |

カテゴリ:行動障害・問題行動( 9 )

盗食はぜったいダメ

夕方、ツヨが私の腕をぐいぐい引っ張りにきました。
「なになに。どうした?」
冷蔵庫に貼ってある50音表のところに連れていきます。







と指しました。
ツヨは言葉を話せません。

「え?バナナ?」
いたずらっぽい目で、私の顔を覗き込むツヨ。
ば・な・な
自信たっぷりに何か訴えてきます。

えーとえーと戸棚に朝バナナでもストックしてあったのを見つけたとか?
いや、何もストックはないはず。
「バナナ、どこ?」
と聞いてみました。でも「どこ」っていう単語がわかるかどうか。
その時ツヨの頭の中で、ピカリン!とピントが合った音がしたような気がしました。

── どこ‥どこ‥あっ、そうかバナナの場所をママは聞いているのか。

私の手を引いて、お風呂で留守中の娘の部屋へ。
そこには「バナナ」と書いてあって、バナナの絵もついた飲み物のペットボトルが。

「これか!これがほしいよって伝えてくれたのね!」
今までなら、勝手に持ってきて、飲み干してしまうような場面で
私に『飲みたいんだけど』と伝えてきたのでした。

うん、でもそこは娘の飲み物なので、あげません。
「これ、お姉ちゃんの。ツヨポンはさっきジュース飲みました。」
ちょっと前にコンビニにお買い物に行き、好きな飲み物を飲んだので
『あ、そう。ま、そうだよね。』
という感じで、またいたずらっぽく笑ってあきらめてくれました。

「バナナジュース、飲みたいって言ったの?偉いね!」
と褒めたら嬉しそうに床にゴロンとして笑っていました。
勝手に飲まなかったことを褒められたとインプットされたかな。
いや、人の物を飲むことが悪いことだなんて、とっくに分かっています。
勝手に飲まないで、間に人を介し、場面を学習することが大事なのでしょう。

公園やそこいらへんに置いてある、人の飲み物を飲まない。ツヨの場合、そこから始まりました。

次に、お店のものを勝手に飲食しない。お金を払って買って、家に帰って飲食する。
そのことをしつけました。たとえ試食販売などがあっても、させません。

そして、学校や児童デイはもちろん、たとえ家の中でも人の目を盗まない。
飲み物を残すお子さんの分が、気になってしょうがないことはたまにあるそうです。
それはまた「早くカラにしたい」という別のこだわりですが、そこも我慢させないといけません。
自分のものはいくらでも飲み干していいけれど、人の物は話が別です。

最初から、察することなんてツヨにはできません。
全部、学習。
将来の集団生活をするうえで、非常に大切なことです。
ひとつひとつ、場面で学習していくのです。
ひとたび学習すると、きっちり守るのがこの子達の長所です。

時間はかかったけれど、なんとかここまできたなぁと、ほんの少し安堵したのでした。

「バナナジュース、お姉ちゃんのだね。残念。あーあ。」
と私が笑って言ったら、いい感じに同じトーンで
「あーあ。」
とツヨも言って笑っていました。

きっと
『あー残念。』と言ったんだよね!





にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

いつも温かい応援ありがとう
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村


禁複写




f0025201_23182616.jpg






by keikototyuyo | 2019-04-28 21:37 | 行動障害・問題行動 | Comments(0)

そこにいるのに、つながらない感

繰り返し行動が少し落ち着いてきました。

出かける際の廊下の行ったり来たり
トイレに何度も入って水やペーパーを流すこと

その他の自分の決めた独自の儀式的なこだわりに
がんじがらめになっていた二年前に比べると

少し楽に生活できるようになってきたかもしれません。

こちらの話すことにも
よく耳を傾けて
やりとり感がもどってきたような気がします。

そこにいるのに、いないような
心はそこにないような
つながらない感が
あの頃は強くあったように思います。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

いつも温かい応援ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ

by keikototyuyo | 2016-10-17 08:13 | 行動障害・問題行動 | Comments(2)

台風などの気圧と心身の関係

二週間くらい前にツヨが少し不安定になりました。
いつも怒らないような場面でイライラして
人を叩こうとしようとする場面があったり。
叩くのはいけないことだと分かっているので
ずいぶんと我慢できてはいました。

ツヨが何を言いたいのか
カードや50音表でたいがいのことは理解できているつもりです。
でもやりたいようにさせられない場面があるわけで、
放課後はここへいくことが決まっているのに
夏休みのときのようにこっちのお泊りのほうに行きたいなど。

お互い勘違いしていないか、
納得できているか、確認をします。
ツヨは「うん」は頭をぺこりとして「ん。」と言います。
「いやだ」「ううん」は無反応で表します。

児童精神科の医師によると
「いやだ」というときにそれを先生やスタッフさんにわかってもらう方法を
身に着けるといいよねと。

家以外で起こったことは報告していただく内容がすべて。
何が嫌で怒ったのか、知りたいと思います。

小さいときの「おこる・たたく」という行為を思い出させたくない。

言葉を持たず、どうしても譲れないことがあるとき、
やむにやまれず叩く行為に走りそうになることがあるので。
叩かなくてすむように周りが何とか対応をすることが大切ですね。
そして我慢する体験も増やしていこう。

ただほかのお子さんの話を聞くと
このところの台風などのせいで、
調子を崩したお子さんも多く。
気圧などが、心身に及ぼす影響がやはりあるのかもしれません。
そういう季節のときにはさらに要注意、ということですね。

最近は比較的落ち着いて、温和に過ごしているツヨです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
いつも温かい応援ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ

禁複写


by keikototyuyo | 2016-09-21 00:04 | 行動障害・問題行動 | Comments(4)

なにに怒っているのか周りが想像する力

日ごとにほんの少しずつ暑さが和らいでいきます。

スーパーでサツマイモを見たコトが、
「あ、もう焼いもの季節。」

オーブンで焼いて、バターと塩で食べると
黄金色のヒスイみたいな繊維が
ほくっとほくっと崩れていく。
焼いもは胃が重たーくなるけれど、満ち足りる。

いも・くり・かぼちゃ キノコに おでん、おなべ。
まずはとりあえず天ぷらでもしようかな。
最近抹茶塩にもハマっています。
天ぷら、焼き魚、焼肉、ソーセージだって
ソテーしたものにかけるとおいしい!


ツヨは大喜びでなんでも食べます。

さいきん、早食いがひどく、夕飯は3分くらいで完食。
ごはんをがーっと食べ、
味噌汁をがぶがぶ食べ、
一品ずつ片付ける方式が定着化。
次に肉やさかなのおかず。最後にサラダ。
どうしてその順番?
多分好きな物から。

おなかがすくのか、何か思ったことと違うことがあるのか、
夕方少しいらいらして、
私やデイのスタッフさんに手を上げることが
久々に出てきました。
給食を少し増やせるのか聞いてみようかな。

何でも「早く」「早く」ととても気持ちが焦っていて
ちょっと強迫っぽいです。
すべて終えてベッドで寝たときの顔が
とてもリラックスしていて
毎日疲れるだろうな・・・
と気の毒に思えます。
「ゆっくりお休み。」
とあどけない寝顔のツヨをなでてみます。


朝から、独自のスケジュールを自分に課して、
ひたすら遂行しているツヨ。
繰り返し行動もまだまだあります。

平和主義のツヨが手をあげなくては分かってもらえないことが何なのか、
周りがよく見極めていかないといけないのでしょう。
それがこだわりでも、本人は遂行しないと
心が苦しくなってしまうから。

そのためには逆に、少しずつ少しずつ負荷をかけた内容の訓練や学習をあえてやっていく。
社会に出てからたくさんのハードルを越えなくてもいいように。
「我慢できること」「許せること」を増やしておくということです。
結局は本人のため。

お友達に迷惑をかけないように安全第一で。

自分で言えないお子さんが困り行動をした場合
何に怒っているのか、周りが想像する力をつけることが大切ですね。
とっても難しいことですが。



f0025201_10251755.jpg

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
いつも温かい応援ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ

禁複写





by keikototyuyo | 2016-09-06 23:43 | 行動障害・問題行動 | Comments(4)

自閉症の特徴の「社会性の障害」とは

3月30日にツヨは初めての場所での短期入所一泊でした。

私がカレンダーにひらがなで書き込んだ翌日の予定を毎夕確認するツヨ。
『明日のぼくの予定は・・・』
カレンダーを確認して
『この間遊んだあそこで、明日は泊りか。』
と、気がせいている様子。
が、さすがに宿泊の荷物作りは少し難しい。
私に助けを求めてきます。

やはり強迫的な様子は多少あって、今すべき行動をこなすことでツヨの頭の中は
ときおり満杯になってしまいます。

食事の支度なども、メニューが分かると材料の出し入れから調理、
食器への盛り付けまで、ツヨは気がせいてちょいちょい指図してきます。
長期休みはずっと家事の手順を見張られているような感じなのです。

昼間、コトとあちこち用を足してへとへとになっていた私は、
夕食の準備やら何やらでちょっと余裕がなくなっていました。
そんなことにお構いなしに荷造り、ごはん、とせかしてくるツヨに
「ちょっとだけ待ってくれないかな。」
と思ってしまった。


自閉症やアスペルガーは人の気持ちをくむのが苦手。
どんなに私が疲れていても、忙しくても、それを察することはできません。
つねに自分中心なのです。それが障害だから。

けっこう空気は読めても相手の気持ちに合わせて
自分の出かたをコントロールすることができない、とでもいいましょうか。
人が自分をどう見ているかという社会性のフィルターを持っていない。
自分のフレームから見えるものがすべて。

脳の機能の問題なんだよなぁと分かっていても、たまにそれが苦しいなと思ってしまう。
性格はやさしくていい子なのに。本当に不思議な障害です。

その社会性のあるなしは自閉が軽いか重いかを指し示しているのかもしれません。
専門的なことはよくわかりませんが。
だから本人がちょっと相手の様子に気づけるか、歩み寄れるか否かが、
家族や周りの人を困惑させる度合に関わってくるのではないでしょうか。

アスペルガーなら
「こういう風に言ったほうがいいよ、したほうがいいよ。」
と伝えることによって少しは改善の余地があるかもしれません。
根本的には何も変わらなくても、
人によっては処世術みたいなものを身につけられる可能性があるので。
が、ツヨには成す術なし。

学校の長期休みは一緒にいる時間が長く、
いつもあまりろくな方向へいかないので要注意なのだった。
こうくるだろうと予測して
後手後手に回らないようにしよう。
ツヨに次の行動を確認・指図され続けて苦しくならないように。
ツヨの側からしたら必死なのだし。

さて荷造りができて、翌朝玄関を出る寸前のこと。
ツヨがハッとして真剣な顔で私にジェスチャーをしました。

『歯ブラシ、入れてない・・・!』

おー。本当だ!よく気づいたね。

ああ、そうなのだ。
ただ一生懸命なだけなのだ。
ツヨの真剣な様子を見て、そのあといろいろ考えさせられました。

どうしたらお互い気持ちよく過ごせるか。
昨今、施設での虐待の映像がテレビに流れたのを思い出しました。

社会性の欠如から生まれる軋轢によって、お互い苦しむケースがあったとしても、
大したことでなければいっそ対峙することをあきらめたり、
深入りしないでうまくスルーしたり、できるだけ相手の褒められる部分を探したり、
一日一日気持ちをリセットして根に持たない、などする工夫が必要です。
まちがっても叩いたり酷い言葉を浴びせたりしてはいけない。
何があっても体罰だけはだめ。

そうならないように、やってあげ過ぎない、自分のことは自分で完結できるように
家でも将来を見据えた支援をしていかなければと思います。


☆☆☆

この記事は書き上げるのに日数がかかってしまいました。
たくさんの方が見に来てくださるので、
できるだけきちんとした記事にしないとと思っています。
更新を待っていただいた皆さま、ありがとうございます。





にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
いつも応援ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ

f0025201_0122570.jpg

by keikototyuyo | 2016-04-03 23:36 | 行動障害・問題行動 | Comments(4)

トイレットペーパーの大量流しこだわり 終息

トイレットペーパーの大量流しこだわり
の記事が6月23日。

一か月半か。

そもそもたいして用も足さないのに、一日に何度もトイレに行きます。
20回は行っています。帰ってきて、すぐまた行くのです。
せめてペーパーにはこだわらないでほしい。

あの後、まずはストックのロールの数を少なくして一個だけ
戸棚に入れました。
すべて隠してしまうと余計にこだわる可能性があったので。
それでも一気にちぎって流すので、トングと洗面器の出番は終わりません。

少ない巻きのトイレットペーパーが売っていないものかとふと思ったものの、
そんなものは見たことがない・・・

そこで、使い終わった芯にペーパーを巻いたものを
ホルダーとストックにおくことにしました。
ロールを使い切る感覚にこだわっているので、
少ない量でも使い切る感を味わえればいいのではないかと。

しょっちゅうトイレに駆け込むので、そのお手製のロールが何個も必要でした。

来る日も来る日も、ツヨの使い切った大量の芯に私がこっそりペーパーを巻く作業が続きます。

最初はうまく巻けなかったその作業も、日に日に早くなるもので、
これが早くなっても誰もほめてくれないなぁと思いつつ、
早いな、でも雑だな、ま、いいか、と心の中で独りごとを言っておりました。

そんな不細工なペーパーでもよしとして律儀に何個も使い切ってくれたツヨ。

いつの間にかちぎるこだわりがなくなり、使い切る感触のこだわりを思う存分
飽きるほど味わったように見えました。
そこで、恐る恐る、中ぐらいの巻のロールをホルダーにつけてみると、
使い切らないでトイレから出てくることができました!

そしてついに先週、大きいロールを普通に必要な分だけ使ってトイレから出てきました~。

(ちなみにこの間、コトも苦労しました。
入るたびにペーパーがないのですから・・・
ペーパー持参でトイレに行かないといけないわけで・・・)

(それと、途中私の注意が途切れ、娘が使った後に大きいロールをつけっぱなしにしてしまい、
トイレが池みたいになったことが2回ほどありました・・・)


ペーパーこだわりはいつか再燃するかもしれないけれど、なったらなったでその時また考えます。
こだわり行動の強い自閉症の人の中には、ペーパーにこだわる人が多いそうです。
トイレの度に一枚一枚切れているタイプのものを介助者が適量手渡すなどの対応もあるそうです。
トイレットペーパーの普及前によくあったタイプのもの。

刺激を少なくする。(この場合、少ない巻きのものを与える)
叱らない。飽きるまで待つ。
エスカレートさせない。
こちらがこだわりをおぜん立てしない。(親のほうに終わらせる気がなくなってしまう等)
終息の時を見逃さない。(自閉症児だって飽きることもある)

首尾よく終息したから偉そうに言えるわけですがね。



ふう・・・





にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
応援してくれて ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ
by keikototyuyo | 2015-08-19 00:05 | 行動障害・問題行動 | Comments(7)

衝動性と抑制力の発達バランス

そういえば一歳の頃のこだわりで
赤・青・黄のおもちゃを常に並べる
というものがありました。

レゴブロックやクレヨン、折り紙、おもちゃなど、
目についたものをとりあえず一回、
3色並べて眺めるというもの。

2歳の頃には、大きさや種類の違うものでも、その3色に出会うと
並べていました。
赤い大きなボール、青いペン、黄色いノートなど。

机の中に椅子の脚がぴったり入っているところを眺める時期もありました。
食卓のテーブルに4つの椅子が等分間隔でピシッと入っている様子を、
寝転んで眺めたり微調整したりしていました。
その時期は食卓に座ることを許してくれず、
応接セットで家族の食事をとりました。

何かをずっと手に持っている時期もありました。
一歳のころは型はめブロックの黄色。
朝起きてすぐに持ち、手を洗う時は洗面台に置き、
食事の時はテーブルに置き、
終わるとすぐに持って
夜、寝入るとやっと手から取れたものです。

一歳の赤ちゃんでもキープオンこだわり。

シールはがしの時は自家用のビデオテープの背ラベルのシールを
すべてはがしてしまって、
どれに何が入っているかすっかり分からなくなって、
はがしたシールの山を目の前に愕然としました。

こだわりの総量は年齢が上がっても変わらない、
とはよく聞く法則ですが、

つねにキープオンこだわりの歩みだったなぁと。

でも今は思春期の衝動性がプラスされて、
こだわる勢いが時に非常に激しくなっています。

その理由は、思春期の衝動性が高まるこの時期に、
その衝動性を抑える脳機能の発達が追いついていないから、
とツヨの医師から聞かされました。

ということは個人差はあれ、いつかは(いつか分からないけれど)
衝動性に抑制力が追いつく時が来るということ。

じっと待つしかない。





にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
応援してくれて ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ
by keikototyuyo | 2015-06-30 16:06 | 行動障害・問題行動 | Comments(6)

トイレのペーパー大量流しこだわり

最近のこだわりはトイレットペーパー。

何かに突き動かされるように、
床に座り込んで小さくちぎるという繰り返し。
最初それが始まったときはストック用のペーパーも
3巻き山盛りにしてしまい、
いっぺんに便器に投入。

うず高く盛られた白い物体。
水流がつまって助けを呼びにくるツヨ。

いたずらをしているわけではないのです。

やらないと気が済まなくて
ひーひー声をあげながら決して楽しそうではない。

こ、これは・・・。
重い布のようになっていて、かっぽんかっぽんを入れる余地もない!


掃除用の古いトングと洗面器を持って、
重くなったペーパーの塊を取り出すことしばし。

量が減ったところでかっぽんかっぽん。
何回かに分けて洗面器の大量のペーパーも流す。

ふう。

翌日も翌々日も同様の行動。
徐々にペーパーのストックを少なくしていこう。
すべて隠して爆発するのも逆効果なので。

その次の日、トングでひと塊持ち上げていれば、一気に流れそうかな?と思い、
洗面器を持たないで作業をしていると
ふと後ろに気配が。

ツヨが洗面器を持って立っていました。

『これも使わないと、いつも通りじゃない。』

え?

そうきたか。

その目は真剣なのです。

その翌日は、ペーパーのストックを隠して一つにしておいたので
トングも使わないで流れそうかな・・・と。

ひいいい

という声とともに、トングと洗面器を持ったツヨが走ってきました。


『これをいつも通り使わないと!」

なかなかの奥の方にしまってあるはずなのに、必死に探してきたのね。

・・・

なんだろう

このやるせなさ。

ペーパーをたくさんちぎったり、トイレを詰まらせることが
いけないことと
ツヨは分かっています。
でも私が掃除をする姿までが、このこだわりのゴール。
あ、掃除をさせたいのではないです。
できれば詰まらない方がいいと、ツヨも思っているのです。
ペーパーは投入したいけれど。
ただ、掃除をするときは、母のこの情景を繰り返してほしい。

ひーひー言いながらやるのは
不適切だと分かっているから。
一度でも注意されたときの気持ちがが、
その行動をするときにフラッシュバックしてくるのです。

言って聞かせてやめられたら、
医者も薬もいらない

そういうことなんだろう。




にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
応援してくれて ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ
by keikototyuyo | 2015-06-23 09:43 | 行動障害・問題行動 | Comments(15)

繰り返し行動への対処

白米こだわりが最近ヒートアップしています。
おかわりを繰り返すことがこだわりになって、
ほんの少しずつしかあげませんが、
多い時は5回くらい繰り返します。

繰り返しを終われるかどうかは
それが行動障害の自閉症児にとって
周りが思うほど単純なものではありません。

強い同一性保持(この場合は繰り返すこと)を求める気持ちが
自分ではコントロールできないのです。

ツヨの心臓はいつもどきどきどきどきどき・・・

手も震えています。

おかわりを食べるたびに洗面所へ走り、
はぁはぁ言いながらいろいろとツヨ独自の儀式をします。

日々の気持ち(情動)の波によって、こちらが同じ対応をしても、
納得できないときもあります。

簡単なことではないけれど、自分でコントロールできるように
最終的にはもっていけることが大切だと思います。

何回で終われたとか、最後は我慢できたとか、人を叩かないでやりとりできたなど。
要求が無理にでも通って成功した!ではなくて、
ここで折り合いがつけられた、乗り越えたぞという経験の積み重ね。

叩くのではなく、泣く、というのも実はずっといいのです。

泣くことで相手に思いは伝わるので。
言葉のない子にとって泣けるというのは大切な手段です。
一人でどこかのクールダウンコーナーで泣く。
教室のどこかの角でも。

すべてを受容され許されていったら、何の耐性もできないし、
逆に否定され、抑制され続けると、
すべてをあきらめた受動型の人になってしまうかもしれません。

どうやったら、できるだけ苦しまないで楽に暮らせるか。






にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
応援してくれて ありがとう

にほんブログ村 子育てブログへ




参考図書:自閉症スペクトラムとこだわり行動への対処法 白石雅一
by keikototyuyo | 2015-06-08 15:25 | 行動障害・問題行動 | Comments(5)