本人を支え周囲を助ける、細かくも大切な習慣

わが家の22歳の息子のツヨは最重度の自閉症ですが、
いわゆる知的障害だけの方とは違い
「できることとできないことの差」がとても大きい
という特性を持ちます。

この「できるほうの能力」を生かさない手はありません。
そこでやはり何と言っても、幼い頃からの習慣づけが大切になってきます。

ささいなことでもいい習慣を身につけると
それは本人をずっと支えるし
周囲の人の生活のしやすさにもつながります。

用意や片付けが得意なツヨの習慣はこんな感じです。

一人で起きて身支度をして、パジャマを洗濯に入れる
家中のカーテンを開ける
配膳を手伝う(時々、自分のだけしか配膳しないことも……)
終わった食器を流しまで運ぶ

事業所に出かける用意をする
(連絡帳・水筒・GPS・歯磨きセットをしまう)
ショートステイの日はその用意
(パジャマと翌日の着替え・連絡帳・歯ブラシ・薬)

帰宅したら靴をそろえる・手洗い
荷物や洗濯ものをを出す
洗濯ものたたみ
自分の衣類をタンスにしまう
歯ブラシや水筒も所定の位置へ

世話いらずです

私が手伝うのは
お風呂の洗体のしあげ
毎日の爪とぎ(爪切りがコワいの爪とぎに移行しました)
歯磨き(自分ではほとんどできない)
薬の管理
お金の管理
(ヘルパーさんとの買い物用の小銭を財布に補充する)
タブレットの充電

冷蔵庫の中のものを勝手に食べたりもしません
必ず、いいものを見つけると走って許可をもらいにきます
(私がお風呂に入っていようがトイレに入っていようが……)

一生懸命に生活している姿が
どうしようもなくかわいいです




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10年前の13歳のツヨ





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調理の話はまた今度





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幼児期のしつけの話も書きました




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by keikototyuyo | 2025-09-17 10:54 | 家での教育・しつけ・身辺のこと | Comments(0)
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