おじいちゃんとのお別れ・3

自閉症の子がどれだけ死を理解できるか。

わかってほしいような
はっきりとは、わからないままのほうが幸せのような
複雑な問題かもしれません。

3年前おばあちゃんが亡くなったとき
イラストで亡くなった人やお参りをする場面を探して
事前にツヨに見せ、葬儀場の一室で対面させた経験がありました。

その時は、母は保冷のカプセルのようなものに安置されていました。
ツヨは見よう見まねでお線香に火をつけて
私の横で手を合わせ、ぺこり。

すると、今回もカプセルに入っているのだろうと思い込んでいたら、
寝台に安置されていたのです。
まるで眠っているような父。でも明らかに動かない。
ツヨは母の時とは違い、とても落ち着かない様子だったので
長居はできないと判断し、またお線香を二人であげて
ぺこりとしました。

さぁ帰らなきゃと思い、
「おじいちゃんにさよならしてね」
というと

ツヨがおじいちゃんのそばに行って
何とも言えない表情で
動かない父の両胸に
やさしく
本当にやさしくタッチしたのです。
誰かとバイバイするときは、ハイタッチをするものだと
思っているツヨ。
でもおじいちゃんは手を上げない。
だから、ちょうど手が上がるだろう胸のあたりを
タッチしたのです。

おじいちゃん、ばいばい

心優しいツヨの声が聞こえたような気がしました。



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by keikototyuyo | 2024-05-26 23:49 | 父母のこと | Comments(0)
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