ツヨも娘も私の実家が大好きで
幼いころはパパと4人で毎月のように遊びにいっていました。
車で40分ほどの静かな住宅街にある古い木造の一軒家。
玄関にはサルスベリ
小さな庭にはアジサイ、ツツジ、コデマリ、ジンチョウゲと
きれいに植えられていて
子どもたちは植物に興味はなかったけれど
私が子どもの頃は、おとなしかった子どもでもあり
よく一人で庭で花を眺めていたものでした。
特に子どもたちが幼い頃は
どこに出かけてもツヨの落ち着きがなくて
遊園地でも動物園でも、常に追いかけ回しているような状態だったので
(まぁ今も追いかけている状況は、ほぼ変わりないのですが…)
育児で煮詰まっていた我が家にとって
実家は唯一安心して遊びに行ける、憩いの場だったように思います。
でも年月は静かに流れていき
やがて母が認知症になり、子どもたちが小学校2年生の頃には
今まで通り遊びにいくことはできなくなっていったのでした。
そして母は認知症のグループホームへ
父も一人暮らしはできないので有料老人ホームへと居を移し
費用の工面のため、思い出いっぱいの実家は
処分することとなったのでした。
中学生で父親を亡くした父が、苦学の末に小さな薬品会社に入り
コツコツ努力して建てた家
私が男の子だったら跡を継げたのでは──
ツヨが障害児でなければ同居もできたのでは──
もちろん父は最期まで何も言いませんでしたが。
とにかく今とこれから、私にできることを
やるしかない
そう決心して、母のグループホームや父のホーム、
そして双子の学校などを行ったり来たりする日々が訪れたのでした。
つづく…
足元に咲くクリスマスローズ
しゃがみ込んで パシャリ
いつも温かい応援ありがとうございます
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