卒業した特別支援学校が開催してくれる「成人を祝う会」。
これに出席したい。
したいな。
…できるかな?
先生に簡単な式のプログラムを送ってもらうことにしました。
親が一言ずつ近況を話していくらしい。
しかし人数が多い。
17人くらいいるのです。
ひとり2分でも34分?
長い人はもっと話すだろうし。
当って砕けましょう。
ツヨに学校の体育館の写真とプログラムを見せる。
じっと見入る。
顔を上げたツヨが、大真面目な顔で
ゴハンを食べるしぐさのジェスチャーをしました。
え、まさか給食?
「給食は、ない、ない。ないよ」焦る私。
でも、やることは理解した模様です。
何とか行けるかな?
さあ
次は着るもの。
パパが痩せていた時の(笑)ダブルのジャケットにしようね。
パパがツヨに着せたくて、取っておいたんだって。
紺のズボンはゴムのウエストの物があるから
ベルトはしなくてOK。ネクタイも以前、買ったのがある。
パパのブルーのワイシャツを借りて、と。
私も気合を入れて卒業式で着たスーツで行こう。
あああ、黒のパンプスはどれだっけぇ。
バッグも黒だよね、と一人ブツブツ言いながら
前夜は支度に時間がかかりました。
ツヨもずっとその様子を見ていたので、
卒業式みたいなものかなと思っているかもしれません。
さて、いよいよ当日。もう一度プログラムをツヨに見せます。
するとちょっと困ったような顔で
また、ゴハンを食べるしぐさジェスチャーしました。
ん?
あっ!
給食じゃ、ない。
『コンビニは?』
ツヨはこの間から、そう言っていたのです。
いつもの土曜日に、昼ご飯を買いにコンビニに行く。
成人式より、いつものルーティンのほうが大切。
ということ?
いつも通りが至福。それがツヨの特性です。
『行くことは行くけれど、コンビニ行かなきゃいけないから
ボク、すぐに帰るからね』
(ツヨの心の声)
そっちかぁ…
嫌な予感しかしないぞ。
つづく…

サザンカなのかツバキなのかもはや どっちでもいい気分
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