ツヨは一日中、自分で独自に決めたこだわりを遂行しています。
飽きて別の新しいこだわりに移行するまで続きます。
朝起きたら、この順番でこれをやってあれをやって
終ったらソファーで身体を前後に揺らしながらiPadを楽しむ。
その流れを止めることはできません。
彼にとっては大切で、流れるような仕草で執り行う作業です。
それと同じで、一年に一回のイベントも、彼にとってはとっても大切で
いつも通りをこよなく愛したいのです。
こちらが、またかぁとか
今日は、今年はやめたいななんて思っても
彼にとってはある意味「権利だ」くらいに思っているものですから
拒否されたら心が大きくざわめくでしょう。
私たちは、いつでも行きたいときにどこへでも行けます。
甘いものが食べたくなれば喫茶店にケーキを食べに行けるし
ラーメンが食べたくなればさっとラーメン屋に一人で入ることもできる。
重度の障害を持った子にはそういう自由がないのです。
まず記憶力がよくて、こだわりを覚えていることができるか。
それを親や介助者に伝える術があるか。
介助者が理解してくれて、かなえてくれるか。
そのこだわりがそもそも不適切でないか。
たった何時間かの外出でも
いろいろなことがクリアされてやっと実現します。
こだわりは心の安定剤でもあり、
「禁止」されるものが多くなると精神的に混沌として
しまうそうです。
特に「これだけは譲れない」というこだわりは
かなえてあげてほしいものです。
危険なことや人に迷惑をかけることはダメですが。
あとはちょいちょい内容をマイナーチェンジしていったりして
がっちがちに予定を緻密に組み過ぎないことです。
たまにいつのまにか逆転して、親のほうが
「こうでないと、子どもが納得しないから。」
とこだわりにこだわりすぎてしまうこともあるので。
ある程度継続してかなえてあげられる体制ができていること
(最初から無理な計画は立てない)
こちらが、受け入れることができる心の安定性を持つこと
(できるだけイライラしないでいられる精神状態を保つ)
この二つが大事かもしれません。
こだわりを満足そうに遂行しきったツヨは
とてもご機嫌で、新学期に向けて前向きな気持ちになれたようでした。


一昨日は知人の悲しいお知らせが飛び込んできて
一日めそめそしてしまいました。
生きていかないといけない。
夕焼けの空がやさしく私たちを待っていてくれるかのようです。
いつも温かい応援ありがとう
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