<   2008年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧

嵐とやすらぎと

こだわりの波は治まらないまま、お正月休みに突入。
怒って手を出す場面はかなり限定されてきました。
それ以外は笑顔も戻って、ご機嫌です。
よーし、体調が良くなったのでしょう。

風邪でほとんど食べられなくて、
すっかりやせっぽちになっていたのが、
だいぶ丸顔に戻ってきました。

ただ、体が栄養を欲しているのか、
食事の手洗いの時から、興奮して怒ります。
手を洗うのがもどかしくて、イライラして、
蛇口をわざと指でふさいで水をはねちらしたり、
食事も(今は全部クレーンで食べます)私の手が少しでも遅れると
お皿を投げようとしたり、コップを横にしたり、
頭にご飯粒をこすりつけて、髪をかきむしったり、
終始奇声をあげ、涙を流しながら食べることも。

体の調子からくる気持ちの不安感を、
自分で全く制御できないようで、
「大丈夫。落ち着いて。」
と背中をさすりながら食べています。
脳の中の機能がうまく働かない。
そんな症状を目の当たりにしています。

今はとても私に依存している時期。
食べること、着替え、クツを履くことも自分ではできず、
人形みたいに止まって動きません。

ま、そんな時期もあるんだろう、とやり過ごす覚悟です。
きっとまた、自分でやる楽しさ、リズム、好奇心を取り戻すでしょう。

ただ、その分いいこともあります。
それは一人では絶対行動しないので、
私のそばから離れないこと。^^

一年ぶりくらいに、地元の天然温泉の日帰り風呂にいってみました。
以前、大泣きして、「もう絶対連れていきたくない!」
とうんざりした経験があって、
どうかな~とドキドキ。
が、あらら、じーっと私のそばを離れず、しずかにお風呂につかっています。

まさか無理だよね、と寝湯に連れて行って、
こうやって寝るんだよ、と見本を見せ、
頭を載せるところにタオルをおいてやると、
おずおずとタオルに頭を載せて横になってみてるし。

すぐに起き上がってしまったけど、
ずっとポーっとしたまま
20分くらい座っていられました。ウソみたいです。
満足そうに、流れるお湯の床を眺めたり、行きかう人を眺めたり。

ただしお風呂間の移動は不安でしがみつき抱っこなので、
危ない危ない。すべらないように・・・。
もうタオルであちらこちらを隠している場合じゃーない!

嵐だったり、やすらぎの風が吹いたり、
こんな綱渡りみたいな生活も悪くない。

                   ツヨと母に応援のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-30 23:05 | 自閉症の息子のこと | Comments(2)

希望を捨てない

今日はコトと二人で外出。
ツヨは一時預かりの先生にお願いして、学習机を買ってきました。

最近のツヨは特に不安が強く、
もともとそうですが、初めてのところへの外出は難しいです。

安心するエレベーターとエスカレーターから降りられないか、
ずっと抱っこになるか。

いずれにしても、机やランドセルを選んだり、
クリスマスの飾り付けを眺めながら、街をぶらぶらなんてことは、
全く無理。

そんな私達を見越して、
先生が「コトちゃんと出かけておいで。」
と申し出てくれました。

久しぶりに二人で出かけ、
急ぎ足だけど、買い物をして、
ファミレスではないレストランでおいしいものを食べました。
必死にパスタやデザートをほおばるコトを見ていて、
ありがたさで少し泣きそうになってしまいました。

家に帰ればまた、急に怒ったり、泣いたり、しがみついたりするツヨに
どうしても手を取られてしまう。
最近は食事のスプーンを自分からお茶碗に入れることができず、
ご飯を目の前にして、固まります。
一回ずつ手首のあたりを押し出してやるとやっと手を動かすことができます。

そして、口に食べ物を入れる際、必ずほんの一かけ、5ミリくらい左手に出します。
ご飯でも麺でもお菓子でも。
小さいぶどうを食べる時、口のところで皮から実を出して皮を残しますよね。
そんな感じで、最後に手に何か残すのです。

なので、最後に一かけ残したものがお皿にたくさん残ります。
あちこちなすりつけたりするので、毎食気が遠くなります。

一度私もキレて、ひょいっと全部押し込んだら、
烈火のごとく怒りました。
彼にとってはとっても大事なことなのです。

困ったことはたくさんあるけど、
書き出す気力がありませんでした。
しかしこれらの食事のこだわりはややキツイです。

それでもあまりにお痩せなので、何とか食べさせたい一心です。

と、ぼやいていると落ち込んでくるのでこれくらいにしましょ。

さて、机ですが、ツヨの分も買いました。
少し小ぶりで、書棚などついていない、とてもシンプルでしっかりしたもの。
大人まで使えるものです。
無事に育って、
青年になって、
この机に向かう後ろ姿を見る、そんな夢がまた一つできました。

                   ツヨと母に応援のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-24 22:48 | こだわり | Comments(4)

社会に適応する難しさ・問題行動

ツヨが風邪で体調を崩していました。
熱は下がったのですが、
偏食がひどいので、抵抗力がないのでしょう、
なかなかいい調子にはなれません。

体調がすぐれないと、いつも不安定になります。
今までは風邪薬の影響かと思っていましたが、
どうも体調の不良が、精神面を不安定にしているような気がします。

他害が出てきてしまいました。

噛む、つねる、叩く・・・。

昨日一日で主人はあざだらけになってしまいました。

一度噛む経験をすると、明らかに学習します。
もう一回、噛んでみる。
相手の反応を見て。
気持ちは読めないけど、表情は読めます。
最初は知らん振り作戦にしていました。
すると、また噛んでみる。

構図はこうです。

主人におんぶをせがむ。
おんぶをする。
重くておろす。
噛む。
噛まれたくないのでおんぶする。
噛めばおんぶしてくれると学習する。
重くておろす。
噛む。
おんぶする。

恐怖の悪循環です。

そして、人に対して何かを働きかけるということに、気がつきました。
これをすると、いいことがある。
便利だ。

恐怖の誤学習です。

精神的な未熟さゆえ、ツヨにとっては精一杯。
もちろん、言ってきかせることも、善悪の判断も到底無理です。

昨日の夜、これではいけないと、ネットや本でいろいろ調べました。

まずは体調を整えること。
噛む状況をつくらないこと。
噛まれそうになったら、主人は別室にいく。
ツヨは何か別のことで気を紛らわす。
噛まれないように、さっとよける。(これは結構重要)
噛まれてしまったら「いけない」と怖い顔で言う。
たまに「噛んではいけない絵カード」を見せる。

怒られるとビクっとします。
カードを見ると「あっ。」と考えています。
ただ、それをやり過ぎないようにするのが、
なかなかコツがあるようです。

相手の出方をみて面白がっているなら、
知らん振り作戦は有効だったかもしれませんが、
ツヨの精神年齢ではそれは当てはまらなかった、ということでしょう。

こんな感じでいいのでしょうか。
何か対応策をご存知の方がいらしたら、
教えていただきたいです・・・。

                   ツヨに「噛んじゃダメ!」のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-16 00:03 | 自閉症の息子のこと | Comments(11)

どこまで性格?どこから症状?

ベランダで洗濯物を干していたら、ツヨが窓を閉め、
鍵もカチャリとしめてしまいました。
が、大丈夫。もう一つ入り口があるので、
私がベランダに出るときは、必ずそこの鍵を開けてから出るように
しています。

それにしても、どうして閉めるんでしょうねぇ。
私がいるのに。
試しに、窓をドンドンと叩いて、『あ・け・て!』
と口をパクパクして見せましたが、
窓から10センチのところにいるのに全く聞こえていないかのよう。
泣こうが叫ぼうが、絶対開けてくれないでしょう。
不思議です。本当に。

しかしツヨはいいやつなんです。
まじめで、やさしいんですよ。
(たまには誉めよう。)

昨日、お風呂の時、トイレに入らないでお風呂場にいってしまったので、
「ツヨー。おトイレ行って~!」
と言うと、
慌ててはだかで戻ってきました。
しかもコトのシャワーで足が濡れてしまったようで、
床を濡らさないように、つま先で真剣な顔して走ってきて、
トイレに駆け込みました。
そしてちゃんと手も洗って、またお風呂場へ。
律儀ですな。

今日の昼、私と出かけるとき。
たくさんのゴミを捨てながらいこうと思い、
試しに、「これ持って。」
というと、ちゃんとゴミを手に。
二人両手にゴミ持って仲良くゴミ置き場まで。
「ここだよ。」というと、
ちゃんとビン・缶のコンテナに入れてました。
しかも「じょうずだね。」
と私がいうと、自分で手をパチパチして満足してました。
あぁ、すごくフツーの親子みたい。

さらに、夜、旦那とじゃれて遊んでいるとき。
キャッキャと笑っていたのに、
急に遊ぶのをやめて、
まじめな顔してティッシュを一枚持ってきました。
そして床をキョロキョロ。
もしやと思って見ると、興奮しすぎてちょっと垂らしたよだれを探していたのです。

ツヨくん。
鍵は開けてくれないし、
人のお願いも全然きいてくれないけど、
まじめでいい大人になりそうな気がします。
いい方向に進んでほしいと心から願います。

                      ツヨに応援のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-08 00:05 | 自閉症の息子のこと | Comments(5)

どっちが食べたい?

先日の夕食。
カレーかシチューにしようと思いました。
具を煮込んで、さてルーを入れる段階。
さて、ツヨはカレーかシチュー、どちらを食べる確率が高いだろう。
偏食の強いツヨは、おかずはほとんど食べません。

でもまったく食べないわけでもなく、
急に思い出したように食べたり・・・。

指差しもしないツヨ。
試しにカレーとシチューのパッケージを見せてみたらどうかしら。

並べて「どっち?」
と聞いてみました。

すると、チラッと見たり、遠くを見たり。
どっちなんだ!

すると突然カレーを凝視。
おおっ!カレー食べたい?
じゃカレーに決定。
早速完成させます。ツヨも自分で手を洗ってイスへ。
お皿によそって目の前に。

すると・・・

「ぎゃっ!」
と一喝。お皿をよこへ押しのけた・・・。
えー!!
「あたしはシチューがよかったのに!」
と怒るコト。

結局ツヨの夕食はビスケット。
あの凝視はなんだったんだろう・・・。
私もシチューがよかった・・・。

                      ツヨとコトに応援のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-04 23:30 | 自閉症の息子のこと | Comments(5)

やさしい学校

昨日は地域の会のお母さんたちとの勉強会でした。
幼児から成人までの会ですが、
昨日の勉強は幼児の部のお母さんだけ。
もう年長の私たちには残り少ない活動です。

自分の子供のことを周囲に伝えること、と題して、
お手製サポートブックの紹介やご近所にどう伝えているか、
など話がはずみました。

私はツヨの幼稚園入園の際に作った、
サポートブック、他の保護者の方へのお手紙など、
いくつか作ってあったので、
これから作る方々の参考になれば・・・
と渡してきました。

これはもう、パクリの世界です。
どんどんパクッてほしいものです。


さて、親が勉強会の時間、
子供たちは先生方が保育をしてくださっています。
ありがたいです。

わが家はツヨに加え、コトもお願いしました。
コトは双子の姉です。
普通に幼稚園に通う、明るい、まっすぐな女の子です。
 
あとで先生に聞いた話。先生とコトの会話。

先生「コトちゃん、どこの小学校行くの?」
コト「○○小学校!(地元の公立です)あのねぇ、ツヨちゃんは
違う学校に行くの。」

先生「なんていう学校?」(先生はツヨの進学先は知っています)
コト「えーとね・・・やさしい学校!」

やさしい学校。
なんて、いい表現・・・!

優しい学校?
易しい学校?

「たくさん先生がいて、ツヨが困らないようにしてくれて、
難しいお勉強はしない学校に行くんだよ。」

前にそう教えた私の言葉を、
しっかり呑み込んでくれていたのでしょうか。
同時に自分はきっちりと自分の道を行く覚悟ができている。
やさしくない学校(?)に行くことを当然と思っているのが、
なにやら頼もしいです。

いいぞ。
あなたの道をどんどん行ってください。

                      ツヨとコトに応援のクリックをお願いします! ↓
f0025201_22153464.gif
by keikototyuyo | 2008-12-01 00:18 | コトのこと | Comments(3)